回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは

回復期リハビリテーション病棟とは、急性期治療を受け、症状が安定した患者様に対してリハビリテーションを提供し、在宅・社会復帰を目指す病棟です。
朝起きてから寝るまでの入院生活すべてをリハビリテーションと捉え、主に「日常生活動作練習」を中心に行っていきます。
リハビリの時間以外も、病棟でのレクリエーション(体操・工作・ぬり絵など)に参加してもらうことで、寝たきり予防に努めます。

当院は集中的なリハビリテーションを提供すべく、回復期リハビリテーション病棟3(2階西病棟 32床)の専門病棟を有しています。
看護師、主治医やリハビリテーション関連職種、介護士と協力しながら、障害の程度だけでなく、疾病としても重症な患者様に対応可能な体制作りを行っています。
また、管理栄養士も食事摂取量や食形態の把握を行い、適宜患者様やご家族に対し栄養指導を行っています。

運営実績

回復期リハビリテーション病棟
2023年度(前期)
4月~9月
2023年度(後期)
10月~3月
在宅復帰率(%)※基準:70%以上
87.8
重症患者率(%)※基準:日常生活機能評価で10点以上の方が30%以上
44.3
重症者改善率(%)※基準:日常生活機能評価で3点以上の改善が30%以上
52.2
実績指数 ※基準:35以上
46.1

対象疾患

・脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、又は義肢装着訓練を要する状態等の発症後、もしくは手術後の状態:150日間
※高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多発外傷の場合:180日間

・大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、又は二肢以上の多発骨折の発症後、もしくは手術後の状態:90日間
・外科的手術後又は肺炎等の治療時の安静により生じた廃用症候群(安静によって生じる筋力低下、関節可動域制限、起立性低血圧、心肺機能低下、精神機能低下等)を有しており、手術後又は発症後の状態:90日間
・大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経・筋・靭帯損傷の状態:60日間
・股関節又は膝関節の置換術後の状態:90日間

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