おうめさんけい日誌

感染予防の院内研修

こんにちは!いつも「おうめさんけい日誌」をご覧いただきありがとうございます。

今回は令和6年6月に行われた感染標準予防策についての院内研修についてご紹介したいと思います。感染標準予防策は、すべての患者様に対して一貫して適用される基本的な感染対策です。この予防策は、既知の感染症の有無にかかわらず、すべての医療従事者が日常的に守るべきものです。

感染標準予防策とは?
感染標準予防策は、以下の基本的な対策から成り立っています。
1.手洗い・手指衛生:
手洗いは感染予防の最も基本的かつ重要な方法です。アルコールベースの手指消毒剤を使用するか、石鹸と水で少なくとも20秒間洗うことが推奨されます。
2.個人防具(PPE)の使用:
手袋、ガウン、マスク、アイプロテクションなどの適切なPPEを着用することで、体液や血液、分泌物に直接触れることを防ぎます。
3.呼吸器衛生・咳エチケット:
咳やくしゃみをするときは、ティッシュや肘の内側に口と鼻を覆い、使用後は直ちに手を洗いましょう。
4.適切な廃棄物処理:
医療廃棄物や鋭利な物(注射針など)は、指定された容器に適切に廃棄し、感染のリスクを最小限に抑えます。
5.環境の清掃と消毒:
高頻度接触面(ドアノブ、ベッドレールなど)は、定期的に清掃および消毒する必要があります。

 院内研修の目的
私たち病院では、定期的な院内研修を通じて、全てのスタッフが感染標準予防策を徹底できるように努めています。この研修の目的は以下の通りです。
・知識のアップデート:
最新の感染予防策やガイドラインについての情報を共有します。
・実技トレーニング:
手洗いやPPEの着脱方法など、実際の操作を確認し、正確に行えるようにします。
・問題点の共有と改善:
日常業務での疑問や問題点を共有し、改善策を見つける場とします。

研修の流れ 
※今回の研修につきましては、感染予防のため動画を視聴する研修にて行いました。
1.イントロダクション:
感染標準予防策の基本的な考え方と重要性について説明します。
2.デモンストレーション:
手洗いやPPEの正しい使用方法を実演し、参加者に実際に試してもらいます。


最後に
感染予防は、私たち一人ひとりの責任です。標準予防策を徹底し、患者様と自分自身を守るために、引き続き努力しましょう。皆さんの協力に感謝し、安全で健康的な環境を一緒に作り上げていきましょう。

それでは、次回のブログでお会いできるのを楽しみにしております!

院内研修動画画面

手洗い・手指消毒ポスター

手洗い洗い残し確認機器